会期 平成25年11月16日(土) 11:30~12:30
会場 418-0076 静岡県富士宮市錦町7-8 「パテオン」 0544-28-2533
JR身延線 富士宮駅 下車 徒歩9分 駐車場 完備
講師 静岡県三島市 公益財団法人 佐野美術館 館長 渡辺 妙子 氏
駿河半紙技術研究会 会員
演題 お楽しみに。
入場料 無料
会期 平成25年11月16日(土) 11:30~12:30
会場 418-0076 静岡県富士宮市錦町7-8 「パテオン」 0544-28-2533
JR身延線 富士宮駅 下車 徒歩9分 駐車場 完備
講師 静岡県三島市 公益財団法人 佐野美術館 館長 渡辺 妙子 氏
駿河半紙技術研究会 会員
演題 お楽しみに。
入場料 無料
自然素材を生かしたインテリヤに興味があり、仕事でも内装材として、壁・天井
建具等に和紙を貼ることがある為、インターネットで和紙のことを調べていたところ、
内藤先生のホームページを見つけました。それが、駿河半紙技術研修会に入会するきっか
けとなりました。今回9月28日(土)の実技研修が初参加となり、道具の名前や材料の
説明等を受けながら、紙を漉いていく手順を一から教わりました。内藤先生や四条先輩
が、簡単そうにやっているので、わけなく紙を漉けると思いきや、何回やっても紙が崩れ
てしまい、自分のセンスのなさにがっかりしました。それでも、途中アドバイスを
いただき、作業を進めていきますと、研修の最後には、やっと簀桁をすくい上げるコツが
わかり始め、紙をいくらか平滑に漉くことができ、ホッとしました。
この日は、雲ひとつない秋空で富士山もはっきり見え、気分良く家路につきました。
次回の実技研修が楽しみです。
駿河半紙技術研究会 会員 小林 智
今回(6月1日)の実技研修では、私一人だったこともあり、内藤さんから、大きな枠で漉いてみてはどうかという御提案がありました。枠を見たときには、かなりの大きさに、果たして紙料を汲めるのか、不安になりましたが、これもまた勉強と思い、やってみることにしました。
枠は大きいために竹の竿に吊ってありますから、汲みこむのにそんなに重たくはなかったのですが、汲むコツがなかなかつかめず、結局最後まで、平滑に漉くことができませんでした。いつもの半紙2枚取りの大きさの枠だと、平らに漉けるようになってきていたので、枠の大きさが変わることによって、何かを変えなくてはいけなかったのにそれが分からなかったです。はじめと途中何度か、内藤さんの汲みかたを見せていただいたのですが、それでも、どこが違うのか分からなかったというのが、正直なところです。もしかしたら、竿のしなりを利用しなければいけなかったのに、それができなかったのかもしれません。
いずれにしても、初めに、内藤さんが「(大きい枠での研修を)勧めるのに迷った。」とおっしゃっただけあって、難しかったです。でもまた、機会がありましたらぜひ挑戦して、平滑な紙を漉いてみたいです。
ところで今回の研修では、紙漉きの実技の難しさとは裏腹に、紙漉きの道具の美しさを、改めて感じました。竿に吊られた枠は、全く無駄のない形で本当に美しいです。これらの道具を考え出して使い続けてきた先人に敬意を払わずにはいられません。
(文責 四條里美)
駿河半紙技術研究会の実技研修では、通常、紙料は三椏(みつまた)で行われてきましたが、3月16日に行われた研修会では雁皮(がんぴ)が使用されました。
手漉きでは雁皮の方が難しいと聞かされていたのですが、今回の雁皮を手漉きした感じは、三椏のそれとあまり違いは感じられませんでした。多少、雁皮の方が、水抜けが遅いかなと思われる程度でした。
数日後、天日干しされた紙が届きました。
触った感触は、三椏の紙より少し柔らかいというか、しなやかな気がしました。
表面は三椏より滑らかな感じです。でも、強度的には雁皮の方が上のようです。
実際に筆を落とした時のファーストインプレッションは『軽い!』でした。
滲みも少なく、文字の輪郭もシャープなので、かな書などの連綿となる文字を書くのに向いていると思いました。反面、文字が平面的(のっぺり)に見えるので、墨の濃淡や字の大きさに変化をつけて、立体的に見せる必要がありそうです。『キレ』のあるかな書が書ければ、とてもいい紙だと思いました。
駿河半紙技術研究会 会員 尾崎 政志
今回の実技研修は、雁皮を使った原料での紙漉きでした。漉き舟に入っている原料を見ても、いつもの原料(三椏と楮)との違いはよくわからなかったのですが、漉き始めると何となくいつもと勝手が違い、上手く漉けなくて、原料の違いを実感しました。
事前に、いつもより厚めに漉くとよいことや、原料が絡みやすくするために縦だけでなく横にも少し揺らした方がよいことなどの助言をいただいてやってみたのですが、枠の中の紙料がなかなか厚くならないのです。雑すぎるのかなと思って、いつもより丁寧に、回数も多く汲んだつもりですが、厚くならない…。更に紙床づけが難しく、上手く簀から離れないのです。初めて漉いた時のように、紙が崩れてしまうこともありました。雁皮を使ったのは初めてですから、1から出直し…ということだと思います。
でも、できた紙は美しく、表面はさらさら(私の勝手なイメージですが、和紙の表面は少しざらざらしているものだと思っていましたので、そのさらさら感にちょっと驚きました。)で、触るとパリパリっとした音がします。この薄さと手触りのよさが、紙の王様と言われる所以なのでしょう。まだこの紙を使ってはいないので、書き味までは分からないのですが、見ているだけ、触れているだけで満足してしまいます。
一言で和紙と言っても、原料によって細かい製作工程はもちろん、作るときの心配りからできた製品までこんなにも違いがあるということを実感した今回の研修でした。そして和紙の魅力を改めて感じています。
駿河半紙技術研究会 会員 四条 里美
駿河半紙技術研究会 主催 平成25年度 総会および懇親会のご案内
「狩宿さくらまつり」 手すき和紙体験コーナーあります。
★駿河半紙技術研究会 主催 平成24年度 第4回目 実技研修会の ご案内
会期 平成25年3月16日(土) 9:00~15:00
会場 柚野手漉き和紙工房
会費 6000円(紙貼り代行費含む)
内容 基本動作の確認 汲みこみ。
原料 主にみつまたを使用。
持ち物 タオル 髪の毛が落ちない工夫 昼飯 飲み物等。
申込は内藤会長(電話 0544-66-0738)まで。