韓国紀行 「2023東アジア文化都市 紙文化特別展」 2023年10月6日(金)〜10月11日(水) |
2023年6月下旬、
私は
静岡県スポーツ・文化観光部 文化局 文化政策課のお声掛けを受け、
大韓民国全州市 財団法人 韓国伝統文化殿堂の お招きを頂き
「2023東アジア文化都市 紙文化特別展」に参加する為、訪韓致しました。
10月6日(金)〜11日(水)まで6日間にわたったイベントにおいて、私は日本式の紙漉きの実演や展示を行いました。
ヨーロッパと東アジアでは、手漉き紙の作り方の違いがあったので
、ドイツ・フランスからの招聘には違和感を感じなかったですが、
東アジアでの紙作りはあまり違いがないので、今回のお招きは予想外でした。
紙漉き実演は、日本式の紙漉き道具・みつまた紙料一式を先方でご用意頂き、韓国伝統文化殿堂の敷地内で行われました。
いつも通り自分が見本を見せ、参加者の大人・お子さん達に
「汲み込み」の難しさを体感して頂きました。
大きな漉き舟・紙料のみつまた・準備・片付け等、関係者の皆様に対し、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
全州千年韓紙館での展示会では、当記念館を代表する7種類の和紙と
当方オリジナル技法の『不二の紙』3種類を展示し、
「薬品漂白ではなく生成」「全て板干し天日乾燥で仕上げ」の方法について説明しました。
今回の訪韓中、専属の車、運転手、通訳者が提供されたので、移動や活動に大変助かりました。
宿泊については、14階建てホテルの10階の部屋から素晴らしい景観を楽しむことができました。
食事に関しては、食事王国の全州市で正式な食事会に招かれ、全州式韓定食を楽しむことができました。
また、ご厚意でデスン韓紙村・全州韓屋村・慶基殿・全羅監営・徳津公園
豊南門・南部市場・任実チーズテーマパーク等を案内してもらいました。
公式行事では10月7日(土)韓国伝統文化殿堂で「全州韓紙文化フェスチィバル」に
10月10日(火)全州千年韓紙館で「韓紙の日レセプション」に参加しました。
大韓民国の多くの方の熱意を感じました。
今回の訪韓で「手漉き紙」を通して、日韓の文化交流がより深まればと思い、
早い段階での「韓紙」への「ユネスコ無形文化遺産」登録に向けて祈念しております。
なお、掲載写真は浜松市中区アロー株式会社代表取締役鈴木裕矢様からお借りしました。
内藤恒雄手すき和紙記念館 内藤恒雄
◎関連情報
アロー株式会社代表取締役 鈴木裕矢様の『2023年10月韓国紙文化特別展』(google フォト)
東アジア文化都市2023静岡県 公式ウェブサイト
東アジア紙文化特別展
大韓民国 全州(チョンジュ)情報
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