駿河半紙の歴史と手漉き和紙技術の習得を目指して
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和紙文化講演会チラシ

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平成27年度 活動予定

8月 7th, 2015 | Posted by admin in お知らせ - (0 Comments)

平成27年度 活動予定

① 第2回実技研修会(皆さんが実際に作業を行います)
とき  平成27年9月26日(土)
2コースから選択
その1 9:00~12:00 会費3,000円
その2 9:00~15:00 会費5,000円
場所  内藤恒雄手漉き和紙記念館(旧柚野手漉き和紙工房)
内容  紙すきの基本動作の確認
持ち物 髪の毛が落ちない工夫、昼食、飲み物、タオル等
申込み 内藤恒雄(℡0544-66-0738)

② 内藤恒雄手漉き和紙技法 その三 煮熟編(内藤会長が手漉きの技術を解説します)
とき  平成27年10月17日(土)
10:00~12:00
場所  内藤恒雄手漉き和紙記念館(旧柚野手漉き和紙工房)
内容  手漉き和紙作りの原点といわれる木の皮を煮る作業を解説します
会費  1,000円
申込み 内藤恒雄(℡0544-66-0738)

③ 第5回文化講演会
とき  平成27年11月14日(土)
13:30~15:00
場所  検討中(富士宮市内を予定)
講師  増田 勝彦 氏(駿河半紙技術研究会副会長)
演題  「増田勝彦の軌跡 その一」3回シリーズを予定

平成27年度 総会(2015.5.16)

5月 17th, 2015 | Posted by admin in 報告 - (0 Comments)

駿河半紙技術研究会 主催 平成27年度 総会 開催されました。
会期 平成27年5月16日(土) 11:00~13:00
会場 そばの蔵 志ほ川( 富士宮市城北町667 TEL:0544-24-0100 )

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会期 平成27年6月6日(土) 9:00~15:00

会場 内藤 恒雄 手漉き和紙 記念館(旧 柚野手漉き和紙工房)

会費 1名 6000円(紙貼り代含む)

内容 汲みこみ技術の確認

持ち物 髪の毛が落ちない工夫 昼飯 タオル 飲み物 等

申し込み 内藤まで。

駿河半紙技術研究会 主催 平成27年度 総会 ご案内

会期:平成27年5月16日(土) 11:00~13:00

会場:富士宮市城北町667 0544-24-0100

そばの蔵 志ほ川

会費:1名 1500円(税込)
総会後 美味しいランチを お楽しみに。

申し込み 富士宮市 市役所 観光課 小川 様まで。

会報【平成27年度版】

3月 30th, 2015 | Posted by admin in お知らせ - (0 Comments)

会報【平成27年度版】(pdf)

会報第7号_ページ_1会報第7号_ページ_2

会員用_講演案内文

会期 平成26年11月15日(土) 10:00~12:00

会場 内藤 恒雄 手すき和紙 記念館(旧 柚野手漉き和紙工房)

会費 1名 1000円

内容 今回は 「紙すき編」を 予定しております。

道具 トロロアオイ 汲みこみの方法 紙床づけ ご説明 質疑応答 等

申し込み 内藤まで。

今後は「こうぞ蒸し編」「煮熟編」「原料処理編」「紙貼り編」等 予定しています。

会期 平成26年9月27日(土) 9:00~15:00

会場 内藤 恒雄 手すき和紙 記念館(旧 柚野手漉き和紙工房)

会費 1名 6000円(紙貼り費含む)

内容 みつまた使用 汲みこみの作業の 確認

持ち物 髪の毛が落ちない工夫 昼飯 飲み物 タオル 等

申し込み 内藤まで。

簀編み体験記

6月 30th, 2014 | Posted by admin in 報告 - (0 Comments)

去る6月14日に柚野手漉き和紙工房に於いて『手漉き和紙 簀桁(すげた)製作研修会』が開催されたので参加して来ました。講師は、藤波和紙簀桁製造所の藤波柚美子先生です。
私はここ数年、手漉き和紙の研修会に参加してきましたが、紙を漉くことだけに集中していたので、道具についてはあまり考えたことがありませんでした。紙漉きにおいて、漉き簀は直に紙が触れる部分なので、商品となる紙の品質に多大な影響があるだろう、ということは講習を受けるまでもなく推測できました。しかし、紙の平滑性や水抜けを良くするために、どのような配慮がされているのか、具体的には分かりませんでした。
まず、桁(けた)の方の説明がありました。材料は耐水性のある木曽ヒノキが使用され、形状は簀を支える方式により、上げ桟・埋め桟があるそうです。埋め桟の場合、水抜けが多少悪くなるので、できた紙に桟のあとが残ってしまうようです。また、水抜けを良くするためや紙料が溜まるのを防ぐため、桁に溝が設けられています。留め金などは、真鍮・鉄などが使われているそうです。また紙料を汲み込んだ時に、水の重量を考慮して撓まないように最初から中央部分が少し高くなるように細工されています。
次に簀(す)の解説がありました。材料は竹またはカヤを絹糸で編んでいるそうです(端は強度を上げるためナイロン糸になっています)。漉く紙の大きさや厚さなどを考慮して竹ヒゴの太さを変えるそうです。また、竹ヒゴは長さが30~50㎝しか取れないため、幅の広い簀を編むときは、竹ヒゴを継いで使用します。つなぎ目が同じ場所になると強度が低下するため、互い違いになるよう配列して編む必要があります。漉き簀は簀桁に合わせるため1品1品寸法や形状が違ってきます。また、それを使用する職人の漉き方によっても寸法が変わってくるそうです。つまり標準品で製作できないので、すべての工程が手作業になってしまいます。
最後に、簀編みの体験ありました。作業台の前に座ってみると、あまりの細かさに目が眩みました。単一な作業ですが、間違えて編んでしまうと、やり直しがきかないので緊張感が続きます。更に編む強さを一定に保たないと簀の平滑性が保てないことも分かりました。1本編み込むだけでとても疲れたので、簀を1枚編むことを考えると、気が遠くなりそうでした。今回の受講により、漉き簀の製作は、細心の注意を払う作業であり、かつ忍耐が必要であることが分かりました。また、この仕事ができる人も、年々少なくなっているようです。

尾崎 政志(駿河半紙技術研究会 会員)